一般的に言って、株で安定して稼ぐのは難しいと思う人が多いと思います。
なぜならばネットなどでは、「株で数百万円損した」、「株で財産を失った」などと言う記事を良く目にするからです。
これらの記事は目を引きやすく、マイナスイメージというのは印象に残りやすいこともあって、そうしたイメージが作り上げられています。
しかし、その裏で着実に利益を出している人がいるのも事実です。実はネットでも良く見ると、そうした体験談というのも意外と見ることが出来ます。
では、そうした成功者に共通するポイントはあるのでしょうか。
注目して頂きたいことは、成功している人の多くは米国株を中心に取引を行っているということです。
そこで、なぜ日本株ではなく米国株なのか説明したいと思います。
まず第一に、市場の大きさです。アメリカには主な証券取引所としてニューヨーク証券取引所(NYSE)とナスダック(NASDAQ)がありますが、グローバルに見たときの市場シェアは合わせると約40%強となります。
対して、東京証券取引所はわずか7%程度となっています。
上場企業数についても、アメリカの銘柄数が減ってきているとはいえ日本の銘柄の1.5倍程度あります。
より大きい市場で勝負をする方がイレギュラーな値動きの可能性は低く、手堅く勝負しやすいことになります。
また、なんだかんだ言っても世界経済はアメリカを中心に回っているということも忘れてはなりません。
それは過去の株の動きを見ても明らかです。
リーマンショックなど大きな世界的な恐慌の際はもちろん下落しますが、そこからの復活の勢いは日本より遥かに早いスピードで回復しています。
過去がそうであったように、これからもアメリカ主体の経済成長となることは間違いないと言えます。少なくとも、私やあなたが生きている間はそうだと思います。
もちろん、アメリカ株であればなんでも良いというわけではありません。
もっとも注意しなければならないことは、アメリカに関するニュースをどれくらいリアルタイムに入手できるか、ということです。
しかし、この点も少し心がけるだけで大丈夫です。
今はインターネットも普及しており、海外の経済ニュースなどをまとめたサイトもあります。
仮に自分の英語能力がイマイチだとしても、日本語に対応しているニュースサイトもありますし、翻訳機能なども充実してきています。
本当に便利な世の中になっており、今も進化を続けておりますが、その中において、何を選択するかは自分次第です。
日本株を選ぶのか米国株を選ぶのか、はたまたそれ以外の新興国株を選ぶのか、最終的にはあなたが選ぶしかありませんが、私だったら米国株を選びます。